作品解説
狐仙伝奇
狐仙と称される怪人物と、修行時代の安倍晴明が、
怪奇な出来事に対抗して行きます。
安倍晴明の本格的登場は、第2章からになります。
『源氏物語』 の背景は、紫式部が生まれる以前、
村上天皇の時代と推定されています。
『狐仙伝奇』 を書くための史料には、
この 『源氏物語』 からの引用が多かったです。
安倍晴明についての公式な記録のない時代です。
陰陽師ブーム以前より書き始めた話であり、
安倍晴明のキャラクターは、
筆者の個人的イメージにほかなりません。
ホラーというよりは、宗教談義に近いかも知れません。
余談: 北ヨーロッパでは、スコットランド、イングランド、
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、などの
王国が出現して行く頃のようです。
イスラム帝国が拡大していた時代です。
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